SUUNTO AMBIT3 Peakからの乗り換えです。
結論から言うと、SUUNTO 9 PEAKに買い替えてとても満足しています。
ちなみに、スマホは、GALAXYシリーズを使用しています。
スマートウォッチの購入を検討した理由は、登山のログ取りです。
もともと、記録に留めておくことは好きなので、ヤマレコにルートを落とし込むために、Geographica(スマホアプリ)を利用していました。
ただ、スマホのバッテリー消費が早くなることが心配に思えたことと(※心配するほどバッテリーの消費は早くなりませんでしたが)、保険も兼ねてアプリ以外でもログを取っておきたいと思い、アプリ以外の手段も模索していました。
GPSロガーも検討しましたが、使い方がいまいちイメージできなかったことと、それほど性能が良いものがないという印象でした。
そんな時、いろいろなスマートウォッチが続々と登場し始めました。
そこで私が最初に選んだのが、ガーミンのfenix Chronosでした。
高価な買い物でしたが、GPSメーカーの雄、失敗する可能性は低そうと考え選びました。
が、これが大失敗。
GALAXYとの相性が悪すぎて、ペアリングができません。
ペアリングなしで、単体使用も考えましたが、早いうちに売りに出して、売れたお金を元手に別物を購入することに。
そして、2台目のスマートウォッチに選んだのが、GALAXY Gear S3 frontierでした。
これなら、スマホとの相性はバッチリ。
ログ取りはできないこと(※ログ取りの手段はあったのかもしれませんが)は承知していました。
Google mapを利用したナビなど、スマホアプリと同様に使用できるので、登山でも役に立つのではと思い選びました。
ただ、しばらく使用してみて、自分のスタンスでは、スマホで完結できてしまう要素が大きく、スマートウォッチをしている意味はほとんどありませんでした。
そして、たどり着いたのが、SUUNTO AMBIT3 Peakでした。
AMBIT3 Peakの良かった点と悪かった点をまとめてみます。
【良かった点】
①値段も上記2機種に比べて安価なのに、作りはしっかりしていて、耐久性が高いところ。
ハードな環境で酷使しても、故障の1つもありませんでした。
②バッテリー持ちが、すこぶる良く、充電速度も早い。
充電を忘れても、移動中の充電で、なんとかなったこともしばしば。
③ログ取り可能。
gpxファイルで出力できるので、ヤマレコのルートにも取り込みできます。
【悪かった点】
①操作が分かりづらい。
慣れてしまえば問題はないレベル。
SUUNTOシリーズの基本操作は一緒なので、一度慣れてしまえば、次のシリーズでも、すんなり使用できてしまいます。
②GPSの位置情報補正に時間がかかる。
③高度計の精度がいまいち。
スマホアプリ、ジオグラフィカ(Geographica)の高度の方が正確でした。
④スマホアプリ「Movescount」になかなか接続しない。
アクティビティ中、ラインや着信の通知は届くのに、アプリとはなかなかリンクしてくれません。
これが一番煩わしく感じました。
ただし当時市場に出回っているスマートウォッチの中では、登山に使用するには最適な選択だったと思います。
スマホのバッテリーが心配な時の予備として、とても心強い見方として重宝していました。
それから約7~8年。
途中スパルタンシリーズなどの発売もありましたが、バッテリーの持ちが気掛かりで、手を出さずにいました。
私の山行スタイルが、1泊2日の日程が主なので、60秒間隔の取得で良いので、最低でも1泊2日は余裕を持って使用できるものが良かったからです。
そして、満を持して発売されたのが、
「SUUNTO 9 PEAK」でした。
だからと言って、高い買い物なのですぐに購入はせず、発売からしばらく様子を見てたのですが、購入者の多くが高い評価をされていたので、思いきって購入しました。
購入から約1ヶ月。
ほぼ毎日身に付けています。
前置きが長くなりましたが、実際に使用してみての感想をお伝えしたいと思います。
【AMBIT3 Peak とのサイズ比較】
液晶画面のサイズは、あまり変わらないように思えますが、ベゼルのボリュームは全然違います。
横から見ると、厚みの違いが一目瞭然です。
腕につけるとさらに厚みの違いが顕著に見えます。
実際に腕にまくと、重さの違いも良く分かります。
AMBIT3 Peakが89g。
SUUNTO 9 PEAK TITANIUMが52g。
半分近い軽さです。
もともと、登山で腕時計の重さを気にしたことはないですが、軽くなった分、腕回りに熱がこもることも少なくなったような気がします。
ただ、ハードシェルの上からの取り付けやすさは、AMBIT3 Peakの方が取り付けやすかったように感じるので、おいおいベルトは交換したいと思います。
妻のApple Watch SE 40mmともサイズ比較に並べてみました。
SUUNTO 9 PEAKは直径43mmとなっています。
たて幅はほとんど変わらなく見えますが、Apple Watch SEは横幅がスリムなので、SUUNTO 9 PEAKの方が全体的に大きく見えます。
また、画面の発色については、圧倒的にApple Watch SEがきれいで明るいです。
SUUNTO 9 PEAKの明るさは、⬆️の写真で明るさは最大です。
だからと言って、明るい日中に文字盤が見えづらく不便に感じたところは、今のところありません。
ちゃんと、明るさを抑えても、見えづらくならないように設計されているのだと思います。
では次に、機能面で感じたことを紹介したいと思います。
【バッテリー】
山で使うなら重要項目です。
SUUNTO 9 PEAKは、GPS補正レート60秒で50時間。
Ambit 3 Peakも、GPS補正レート60秒で50時間。
ただし、Ambit 3 Peakは、アップデート後、60秒間隔のログ取りで200時間と言う脅威的な駆動時間を誇ります。
私の思い違いもあったのか、バッテリーの駆動時間は、アップデートにより、Ambit 3 Peakやスパルタン(GPS補正レート60秒で140時間。※アップデート後)が長くなっています。
あれれ?
けれども、精度の低下などがあるとのことだし、大幅なダウンサイジングは大きな魅力。
また、ガーミンやカシオのスマートウォッチに比べれば、バッテリー持ちは長く、安心して1泊2日の山行の相棒として使えます。
【スマホリンク】
そして嬉しかったのが、スマホとの連動。
あれほど煩わしかったスマホとのリンクが、とてもスムーズです。
SUUNTOアプリが、MovescountからSUUNTO APPに移行したこともあるのかもしれませんが、アプリを立ち上げた瞬間から、データが連動されています。
MovescountにあったSUUNTOムービーのような動画が、勝手にアプリ内で作成されて、すぐに再生することができました。
【GPS精度】
まだ山行で使用したのは1度ですが、その時はスノーシューハイクで、登山道ではない谷筋から計測しましたが、ほとんどずれはなく、位置情報の補正に時間を要することもありませんでした。
Ambit 3 Peakで不満だった点が解消されて、とても実用的に進化を遂げた感じがします。
充電速度も相変わらず早く(約1時間でフル充電)、それが何かと助かります。
ヤマレコさんレビューで、歴史的な名品と呼ばれることが頷けるスペックです。
たった1つ気になった点をあげるとするならば、
Bluetooth接続によりスマホのバッテリー消費が早くなるのはしょうがないことかもしれませんが、連動する情報量が多いせいなのか、Ambit 3 Peakと連動させて使用した時よりいくぶん消費が早くなった気がします。
結局、今の時代、私の山行のスタンスであれば、モバイルバッテリーは、必須アイテムになりそうです。
機能を全部使いこなすようなことはないと思いますが、私のように、
山行メインでの使用を考えておられる方には、SUUNTO 9 PEAKは期待を裏切らない相棒になることは間違いないと思います。
これからも、タフに使っていきたいと思います。
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