【レビュー】私のULザック

登山を始めて、テント泊をするようになった時、初めて装備の重量を気にしました。

1番重量がかさばるのは、大半の人は食料であると思います。

次に、衣類。

この2点は、万が一の時も想定して、余分にまたは省くことなく荷物に含めるのが、私のスタンスです。

では、何で軽量化を図るかと考えた時、その時はザックでした。

ちょうどガレージブランドなるものがぽつぽつ人気を集め始めた頃でした。

それまで使っていたザックの重量が2.0kg超だったのに対して、拡張性が高くテント泊可能なサイズで1.0kgを余裕で切ってしまうガレージブランドのULザックは魅力的で、そこからいろいろと検討を始めました。

あれこれ検討しているうちに、テント泊より、小屋泊の方が回数が増えてきたので(なまくらになってきたんですね(笑))、30~40lくらいの中型サイズに絞りこみました。

その中で王道の【山と道】も候補に上がりましたが、マイナー思考が働いて、もう少し探してみようと思った時に見つけたのが⬇️

KS ultralight gear のks40

フランス人のローラン・バリコスキーさんという方が製作されています。

購入時は、名古屋が拠点だったと記憶していますが、現在(2021年5月)は長野県になっています。

このKS ultralight gearは、細かいカスタマイズが可能なガレージブランドで、元となるザックに必要なオプションを取り付けていくことが出来ます。

随時、取付可能なオプションは増えていっているようで、生地、色、ポケット、フレーム、と本当に様々なカスタマイズが可能で、自分専用の世の中にたった1つのザックが注文できます。

おそらく、オプション数の豊富さは、1番だと思います。

その中でも私は、最もベーシックなモデルとなるKSパック40(38L)をカスタマイズしました。

納期に1ヶ月ほどかかりましたが、商品の到着をワクワクしながら待っていました。

さて、無事に商品が到着して、開封しましたが、梱包もザックの縫い目処理もキレイで、ザックもイメージ通りのものに仕上がっていました。

また、プラスチックボトルがプレゼントで付いていました。

実際の評価ですが、

軽さは期待通りです。

多数のオプションを付けましたが、500gを切る軽さです。

縫い目もしっかりと縫われている印象で、耐久性も問題なさそうです。

X-Pacの生地で、フレームがないため、中身が空っぽの時は丸めて持ち運ぶこともできます。

最も容量の少ない28Lを選べば、アタックザックとしても使えそうです。

山行はもちろん、私は買い物袋の替わりとしても使用することがあります(笑)が、ダイコンを入れてもペットボトルを入れてもへっちゃらです。

ロールトップ式なので、しっかり巻いてベルトを締めれば、雨の時も安心です。

価格は、メインのザック本体が17,000~17,900(28L~58Lまで10L刻みで選べます)で、比較的リーズナブルです。

※税抜きか税込みかは、分からなくなりました。。。

欠点にあげられるのは、ほとんどのULザックに言えることですが、

生地の特性上、伸縮性がほとんどないこと。

フレームがないこと。

そのため、山で使うなら、マットを筒上にして中にいれて形を整えるなりして、パッキングでは一手間、一工夫が必要になります。

また背面は3Dメッシュにしましたが、どうしても背中が密接してしまう分、背中が暑くなってしまうこと。

※現在、取外し可能なフレームがオプションに加わっており、仕様の詳細が気になります。

あえて商品の欠点として挙げるならば、その2点くらいで、汎用性の高い使い勝手の良いザックにおおむね満足しています。

カスタマイズ多数で、自分専用のザックということで、特別感もあります。

ただし、商品の評価とは別に、注文方法がややこしいので、注意が必要です。

英語のHP(スマホの自動翻訳が働きますがコテコテの直訳)なので、英語が苦手な方は特に苦戦するかもしれません。

背面長などの選択もあります。

また、生地を選ぶ時は、xpacの生地について知識がないと選べないので、調べながら選びました。

そうやって調べながら、自分なりのザックにカスタマイズしていくのも、楽しかったりします。

登山を始める時の最初のザックにはむかないと思いますが、2つ目以降で、こだわりのあるザックが欲しいという方は、

KS ultralight gear

ぜひ、覗いてみてください。

さて、今回はもう1つ、ザックを紹介したいと思います。

本当は、こちらをメインで紹介するつもりでしたが、いろいろと長くなってしまいました。

KS ultralight gearのザックを購入する時にも、スペックはそのままで、背面メッシュとフレームで背中とザックに空間ができるザックはないかと探してはいました。

でも、そもそも軽さを追求すると、フレーム自体が付いていない。

汎用品で、背中とザックにスペースを作るメッシュパネルも売られていたりするので、それを利用してどうにか形に出来ないかと考えてみたり。

結局のところ、私の理想のザックの条件とは、

①軽くてある程度の耐久性があること。

②それなりにしっかりしたウエストハーネスで、腰で背負えること。

③背中とザックの間にスペースが取れること。

上記の3つが、外せない。

でも、ULザックには、条件③に合うものが、見つからず。

それでも、探し続けて、ようやく、ようやく、見つけたのが、Zpacksと言うアメリカのメーカーが出しているアークブラスト⬇️でした。

Zpacks Arc Blast55

最初に紹介したKS ultralight gearに良く似ているかもしれません。

グレーに、フロントのメッシュポケットは同じですね。

ただ、メインの生地が、こちらはダイニーマです。

その分、価格は349ドル(2021年6月現在)とお高くなっています。

さて、さっそく購入の決め手となった、背面を見てみたいと思います。

写真では上下が分かりづらいですが、日の字型のフレームが付いています。

縦にはわせたフレームは、強い力を加えるとしなります。

これがメッシュパネルのベルトを引くと、屈折して、背中とザック背面に隙間ができるようになっています。

シンプルな仕組みですが、これがとても使いやすい。

ベルトを緩めると、ザックが垂直になるので荷物の出し入れも、引っ掛かりがなくスムーズに行えます。

また背負いながらでも、ベルトを引くだけで簡単に、背中とザックに空間を作れてしまいます。

そして、メッシュパネルは、非常に風通しが良くて、ザックを背負っている最中も背中に熱がこもりません。

ザックの荷重も、腰に重点的に、でも背中にも分散してかかる印象です。

そのせいか、正直なところ、背負い心地はかなり良いです。

長時間歩いても(1泊2日、約10kg程度)、腰がすれることも、肩が痛くなることもありませんでした。

しっかり体に固定できるので、ぐらつく心配も少なく安心です。

防水性能も高く、1泊2日で終始雨の山行で、ザックカバーを被せずにいましたが、中身はいっさい濡れていませんでした。

さすが、ダイニーマ。

OSPREYのアトモスAG65と並べてみました。

ロールトップ式なので拡張性はありますが、xpacと同じく伸縮性がないので、容量は55Lが最大だと思って使用するのがベターだと思いました。

また、こちらもKS ultralight gearと同じく、オプションでカスタマイズが可能です。

種類はKS ultralight gearに比べて少ないですが、基本的にはザックの拡張性を高めるものばかりなので、容量を増やしたい時は、用途に合わせたオプションを選択すると良いかと思います。

私は、ベルトポーチとトップサイドポケットを取り付けましたが、どちらも使い勝手が抜群です。

ベルトポーチは容量が比較的大きく(1L)、コンデジと携行食くらいなら余裕で入ります。

トップサイドポケットは、メッシュ使用なので、タオルやコッフェルなど、湿りやすい物を入れておくのにちょうど良いです。

また、zpacksのオプションは、取り外しが可能なものが多いので、状況に合わせて無駄なものは省けるのもメリットだと思います。

ここまで、誉めちぎってばかりのzpacksのザックですが、気になったこともあります。

まず1つ目は、取り外し可能なオプションが多いため、いろいろ取り付けると、いささかベルトがごちゃごちゃして見えます。

使い勝手に影響はなく、完全に見た目の問題ですが。

2つ目は、メッシュパネルのベルトの端末処理がされていないので、バックルから抜けることがあったことです。

行動中に抜けることはなかったですが、休憩後立ち上がった際など、ベルトを緩めたあと、気がつかずにという場面で何度かありました。

端末を火であぶって、いくぶんバックルでひっかかるようになりましたが、時間がある時にでも、端末を2つ折りで縫い合わせたいと思います。

3つ目は、注文方法です。

こ海外に拠点のあるメーカーで、日本でも取り扱いのあるお店はありますが、種類が少ないため、自分で直接メーカーに注文するしかないことです。

直輸入ということですね。

もちろん、注文は英語です。

目安の納期を過ぎても発送連絡がなく、問い合わせたら、今から作るところと返信がありました。

日本人よりルーズなのでしょうか。

でも、返信を返してくれるので、英語が間違ってさえいなければ、届かないと言う心配は不要かと思います。

気になった点は以上です。

Zpacksは、限りなく私が描いた理想に近いザックで大変満足しています。

まだ欲を言えば、側面などから内部にアクセスできれば良いかなーと思ったりもしますが。

韓国のガレージブランドのCAYLのMari Roll Topのような。

ただ、こちらは、完全に容量不足。

これの、容量拡大モデルなんかが出たら、また欲しくなるだろうなと思います(笑)

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